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Overview
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スペクトルの重複や拡散を最小限に抑え、抗原密度の低い細胞集団を明確に区別します。当社はフローサイトメトリーのためのさまざまなレーザー線に合った広範囲な蛍光色素を取り揃えています。お客様の実験に適した蛍光色素をお選びいただけるよう、各種の色素の励起スペクトルや発光スペクトルなどの特性、フィルターに関する推奨事項、そして相対分解能に関する情報を確認・比較できる蛍光色素アトラスを作成しました。

 

下の色素スペクトルの表から、お客様に必要な蛍光色素の詳細をご覧ください。

 

Excitation Laser Line Fluorochrome Ex-max (nm) Em-max (nm) Relative Brightness
UV
355 nm
BD Horizon™ BUV395 348 395
BD Horizon™ BUV496 350 496
BD Horizon™ BUV563 350 564
BD Horizon™ BUV615 350 615
BD Horizon™ BUV661 350 660
BD Horizon™ BUV737 350 735
BD Horizon™ BUV805 351 803
Violet
405 nm
BD Horizon™ BV421 407 423
BD Horizon™ V450 405 450
Pacific Blue™ 404 455
BD Horizon™ BV480 440 479
BD Horizon™ V500 415 499
BD Horizon™ BV510 405 512
BD Horizon™ BV570** 407 573
BD Horizon™ BV605 407 605
BD Horizon™ BV650 406 649
BD Horizon™ BV711 407 713
BD Horizon™ BV75O 409 754
BD Horizon™ BV786 407 786
BD Horizon™ RV828 412 828
Blue
488 nm
BD Horizon™ BB515 490 515
Alexa Fluor™ 488 494 517
FITC 494 518
BD Horizon™ RB545 496 545
BD Horizon™ RB613 492 613
BD Horizon™ RB670 492 670
PerCP 481 675
PerCP-Cy5.5 482 676
BD Horizon™ BB700 476 695
BD Horizon™ RB705 498 707
BD Horizon™ RB744 498 746
BD Horizon™ RB780 498 781
BD Horizon™ RB824 492 824
Yellow-Green
561 nm
PE* 566 576
BD Horizon™ RY586 564 586
BD Horizon™ RY610 557 610
BD Horizon™ PE-CF594* 566 615
BD Horizon™ RY655 557 654
PE-Cy5* 566 670
BD Horizon™ RY703 557 703
BD Horizon™ RY743 557 743
BD Horizon™ RY775 557 775
PE-Cy7* 566 781
Red
640 nm
APC 651 660
Alexa Fluor™ 647 653 669
BD Horizon™ RR688 669 688
BD Horizon™ APC-R700 651 706
BD Horizon™ Red 718 695 718
Alexa Fluor™ 700 697 719
APC-Cy7 651 779
BD® APC H7 659 782

BUV: BD Horizon Brilliant™ UV; BV: BD Horizon Brilliant™ Violet; V: BD Horizon™ Violet; RV: BD Horizon RealViolet™; BB: BD Horizon Brilliant™ Blue; RB: BD Horizon RealBlue™; RY: BD Horizon RealYellow™; RR: BD Horizon RealRed™.

*Excited by 488-nm, 532-nm and 561-nm lasers.

**Available as custom.

 

For additional fluorochrome selection support, launch the BD® Spectrum Viewer Tool.

Ultraviolet Laser
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Ultraviolet Laser

 

蛍光色素

BD Horizon™ BUV395

BD Horizon Brilliant™ Ultraviolet 395(BUV395)(Ex Max 348 nm/Em Max 395 nm)は、355 nm UVレーザー搭載機器用にBD Biosciencesが独占開発した紫外線励起性の色素です。この色素は、蛍光が他の検出器に漏れ込むことがほとんど、あるいはまったくないため、マルチカラーフローサイトメトリーに最適です。

 

フィルター:379/28 
相対輝度:中程度*

 
performance1

サンプルデータ:BUV395フォーマットまたはFITCフォーマットにおいてCD4またはCD56で染色した溶解全血

蛍光色素

BD Horizon™ BUV496

BD Horizon Brilliant™ Ultraviolet 496(BUV496)(Ex Max 350 nm/Em Max 496 nm)は、BD Horizon BUV395と蛍光最大波長496 nmのアクセプター色素を組み合わせたタンデム蛍光色素です。アクセプター色素は他のレーザー線により励起されるため、チャネル検出用BD Horizon™ V500またはBV510(例:525/40 nmフィルター)内に蛍光が大量に漏れ込むことがあります。BUV496は、355 nm UVレーザー搭載機器用にBD Biosciencesが独占開発した製品です。

 

フィルター:515/30 
相対輝度:中程度*

 
performance1

サンプルデータ:BUV496フォーマットまたはFITCフォーマットにおいてCD4またはCD19で染色した溶解全血

蛍光色素

BD Horizon™ BUV563

BD Horizon Brilliant™ Ultraviolet 563(BUV563)(Ex Max 350 nm/Em Max 564 nm)は、BD Horizon™ BUV395とEm Max 564 nmのアクセプター色素を組み合わせたタンデム蛍光色素です。アクセプター色素は他のレーザー線により励起されるため、チャネル検出用PE(例:575/26 nmフィルター)やPE-CF594(例:610/20 nmフィルター)内に蛍光が漏れ込むことがあります。BUV563は、355 nm UVレーザー搭載機器用にBD Biosciencesが独占開発した製品です。

 

フィルター:560/40または585/15 
相対輝度:明るい*

サンプルデータ:

 

apps1

ヒト末梢血リンパ球におけるCD19発現のフローサイトメトリー解析

apps1

マウス脾細胞におけるCD4発現の2色フローサイトメトリー解析

蛍光色素

BD Horizon™ BUV615

BD Horizon Brilliant™ Ultraviolet 615(BUV615)(Ex Max 350 nm/Em Max 615 nm)は、BD Horizon Brilliant™ Ultraviolet色素シリーズの1つです。このタンデム蛍光色素は、励起最大波長(Ex Max)350 nmのBD Horizon™ BUV395供与体と、蛍光最大波長(Em Max)615 nmのアクセプター色素で構成されています。BDのイノベーションから生まれたBD Horizon™ BUV615は、紫外線レーザー(355 nm)により励起され、中心が615 nm付近の光学フィルター(例:610/20バンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。アクセプター色素が青色レーザー(488 nm)および黄緑色レーザー(561 nm)により励起され、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。

 

フィルター:610/20

相対輝度:明るい*

サンプルデータ

 
performance1

蛍光色素

BD Horizon™ BUV661

BD Horizon Brilliant™ Ultraviolet 661(BUV661)(Ex Max 350 nm/Em Max 660 nm)は、BUV395と蛍光最大波長660 nmのアクセプター色素を組み合わせたタンデム色素です。BD Horizon Brilliant™ Ultravioletシリーズの1つであるBUV661には、UV励起性色素を用いるマルチカラーパネルのオプションが追加されています。アクセプター色素が赤色レーザー(628~640 nm)により励起され、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。

 

フィルター:670/25
相対輝度:明るい*
サンプルデータ:

 

apps1

Hu CD3またはHU CD11c BUV661と適切なアイソタイプコントロールで染色した溶解全血

apps1

Ms CD3e Alexa Fluor™ 488とMs CD19 BUV661で染色したマウス脾細胞

apps1

Ms CD11b BUV661で染色したマウス骨髄細胞

蛍光色素

BD Horizon™ BUV737

BD Horizon Brilliant™ Ultraviolet 737(BUV737)(Ex Max 348 nm/Em Max 737 nm)は、BD Horizon™ BUV395と蛍光最大波長735 nmのアクセプター色素を組み合わせたタンデム蛍光色素です。アクセプター色素が他のレーザー線による励起されるため、Alexa Fluor™ 700のような特性を持つチャネル検出色素(例:712/20 nmフィルター)内に蛍光が大量に漏れ込みする場合があります。BUV737は、355 nm UVレーザー搭載機器用にBD Biosciencesが独占開発した製品です。

 

フィルター:740/35 
相対輝度:明るい*
サンプルデータ:

 
performance1

BUV737フォーマットまたはFITCフォーマットにおいてCD19またはCD127で染色した溶解全血

蛍光色素

BD Horizon™ BUV805

BD Horizon Brilliant™ Ultraviolet 805(BUV805)(Ex Max 351 nm/Em Max 803 nm)は、BD Horizon™ BUV395と蛍光最大波長803 nmのアクセプター色素を組み合わせたタンデム蛍光色素です。BUV805は、355 nm UVレーザー搭載機器用にBD Biosciencesが独占開発した製品です。

 

フィルター:820/60または780/60
相対輝度:暗い*
サンプルデータ:

 
performance1

CD4またはCD20 BUV805と適切なアイソタイプコントロールで染色した溶解全血

*各色素の相対分解能は、さまざまな特異度と機器で測定した染色指数の平均値に基づいて特定しました。相対分解能および染色指数絶対値は、機器のプラットフォームや構造(レーザー、レーザー出力、フィルターなど)によって異なる場合があります。

Violet Laser
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Violet Laser

 

蛍光色素

BD Horizon™ BV421

BD Horizon Brilliant Violet™ 421(BV421)(Ex Max 407 nm/Em Max 423 nm)は、紫色レーザーにより励起されるポリマー色素で、BD Biosciencesが提供している最も明るい蛍光色素の1つです。複合体は一般的に、Pacific Blue™複合体の10倍明るく、多くの場合、PE複合体と同じくらい、あるいはPE複合体よりも明るいです。BV421のPacific Blue™とBD Horizon™ V450は、励起・蛍光特性はほぼ同じですが蛍光の漏れ込み特性が異なるため、同時に使用することはできません。

 

フィルター:431/28または450/50
相対輝度:非常に明るい*

サンプルデータ

 

apps1

2個の制御性T細胞パネルのデータの比較

apps1

分解されたT細胞サブセット:CD8メモリー・エフェクターT細胞

apps1

分解されたT細胞サブセット:CD4メモリー・エフェクターT細胞

apps1

7色TNKパネルのサンプルデータ

apps1

細胞内染色プロトコルで使用したBV421の例

apps1

さまざまなプロトコルを用いたBV421染色の例

蛍光色素

BD Horizon™ V450

BD Horizon™ Violet 450(V450)(Ex Max 405 nm/Em Max 450 nm)は、BD Horizon™ Violet色素シリーズの1つです。これは励起最大波長(Ex Max)405 nm、蛍光最大波長(Em Max)450 nmの小分子の有機蛍光色素です。BDのイノベーションから生まれたBD Horizon™ V450は、紫色レーザー(405 nm)により励起され、中心が450 nm付近の光学フィルター(例:450/50 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。この色素はUVレーザー(355 nm)により励起され、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。

 

フィルター:450/50

相対輝度:暗い*

 

蛍光色素

BD Horizon™ BV480

BD Horizon Brilliant Violet™ 480(BV480)(Ex Max 440 nm/Em Max 479 nm)は、BD Horizon Brilliant Violet™色素シリーズの1つです。このシリゲン社の色素は、励起最大波長(Ex Max)440 nm、蛍光最大波長(Em Max)479 nmのポリマー蛍光色素です。BDのイノベーションから生まれたBD Horizon BV480は、紫色レーザー(405 nm)により励起され、中心が480 nm付近の光学フィルター(例:525/50バンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。

 

フィルター:525/50

相対輝度:明るい*

サンプルデータ:

 
performance1

BV480(青色)またはBV510(赤色)との複合体であるHu CD3で染色した溶解全血

蛍光色素

BD Horizon™ V500

BD Horizon™ Violet500(V500)(Ex Max 415 nm/Em Max 499 nm)は、BD Horizon Violet色素シリーズの1つです。これは励起最大波長(Ex Max)415 nm、蛍光最大波長(Em Max)499 nmの小分子の有機蛍光色素です。BDのイノベーションから生まれたBD Horizon V450は、紫色レーザー(405 nm)により励起され、中心が500 nm付近の光学フィルター(例:525/50 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。

 

フィルター:525/50

相対輝度:暗い*

サンプルデータ

 

 
performance1

蛍光色素

BD Horizon™ BV510

BD Horizon Brilliant Violet510(BV510)(Ex Max 327 nm/405 nm/Em Max 512 nm)は、BD Horizon Brilliant Violet色素シリーズの1つです。このシリゲン社の色素は、励起最大波長(Ex Max)327 nm/405 nm、蛍光最大波長(Em Max)512 nmのポリマー蛍光色素です。 BDのイノベーションから生まれたBD Horizon BV510は、紫色レーザー(405 nm)により励起され、中心が510 nm付近の光学フィルター(例:525/50バンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。この色素はUVレーザー(355 nm)により励起され、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。BD Horizon BV510はBD Horizon V500(525/50 nm)フィルターセットで検出することができます。

 

フィルター:525/50 
相対輝度:中程度*
サンプルデータ:

 

apps1

CD11c BV510およびCD19 BV510のサンプルデータ

apps1

BD Horizon BV510とFITCの染色指数の比較

蛍光色素

BD Horizon™ BV605


BD Horizon Brilliant Violet 605(BV605)(Ex Max 407 nm/Em Max 605 nm)は、BD Horizon BV421とアクセプター色素を組み合わせたタンデム蛍光色素です。これらの複合体は非常に明るく、これに相当するPE複合体と同程度の輝度を示します。アクセプター色素が緑色レーザー(532 nm)および黄緑色レーザー(561 nm)により励起されるため、緑色レーザーや黄緑色レーザーのPEおよびBD Horizon™ PE-CF594検出器内にBV605シグナルが大量に漏れ込みます。

 

フィルター:610/20 

相対輝度:明るい*

サンプルデータ:

 

apps1

BV605のサンプルデータ

apps1

さまざまなプロトコルを用いたBV605染色の例

蛍光色素

BD Horizon™ BV650

BD Horizon Brilliant Violet 650(BV650)(Ex Max 406 nm/Em Max 649 nm)は、BD Horizon BV421とEm Max 650 nmのアクセプター色素を組み合わせたタンデム蛍光色素です。アクセプター色素の励起・蛍光特性により、蛍光がAPCおよびAlexa Fluor 700検出器内に漏れ込みます。BD Horizon BV650は、BD Horizon™ BV711検出器内に中程度に漏れ込みます。

 

フィルター:660/20 
相対輝度:非常に明るい*

蛍光色素

BD Horizon™ BV711

BD Horizon Brilliant Violet 711(BV711)(Ex Max 407 nm/Em Max 713 nm)は、BD Horizon BV421とEm Max 713 nmのアクセプター色素を組み合わせたタンデム蛍光色素です。この色素は紫色レーザーで非常に明るくなります。アクセプター色素の励起・蛍光特性により、Alexa Fluor 700およびPerCP-Cy5.5検出器内に蛍光が中程度に漏れ込むことがあります。

 

フィルター:712/20 
相対輝度:非常に明るい* 
サンプルデータ:

 

apps1

CD335(NKp46)BV711およびCD19 BV711のサンプルデータ

apps1

メモリー/エフェクターCD4陽性およびCD8陽性T細胞の各種サブセット

CD8陽性T細胞

蛍光色素

BD Horizon™ BV750

BD Horizon Brilliant Violet750(BV750)(Ex Max 409 nm/Em Max 754 nm)は、BD Horizon Brilliant Violet色素シリーズの1つです。このタンデム蛍光色素は、励起最大波長(Ex Max)409 nmのBD Horizon™ BV421供与体と、蛍光最大波長(Em Max)754 nmのアクセプター色素で構成されています。BDのイノベーションから生まれたBD Horizon BV750は、紫色レーザー(405 nm)により励起され、中心が750 nm付近の光学フィルター(例:750/30バンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。

 

フィルター:750/30 
相対輝度:中程度*

 

蛍光色素

BD Horizon™ BV786

BD Horizon Brilliant Violet786(BV786)(Ex Max 407 nm/Em Max 786 nm)は、BD Horizon Brilliant Violet色素シリーズの1つで、Ex Max 407 nmのBD Horizon BV421供与体とEm Max 786 nmのアクセプター色素を組み合わせたタンデム蛍光色素です。  BDのイノベーションから生まれたBD Horizon BV786は、紫色レーザーにより励起され、中心が785 nm付近のフィルター(例:780/60 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。

 

フィルター:780/60 
相対輝度:明るい*

*各色素の相対分解能は、さまざまな特異度と機器で測定した染色指数の平均値に基づいて特定しました。相対分解能および染色指数絶対値は、機器のプラットフォームや構造(レーザー、レーザー出力、フィルターなど)によって異なる場合があります。

Blue Laser
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Blue Laser

 

蛍光色素

BD Pharmingen™ FITC

フルオレセインイソチオシアネートであるBD Pharmingen™ FITC(FITC)(Ex Max 494 nm/Em Max 518 nm)は、分子量389 Daの蛍光色素です。FITCはpH変化や光退色の影響を受けやすいです。FITCとAlexa Fluor 488は、励起・蛍光特性はほぼ同じですが蛍光の漏れ込み特性が異なるため、同時に使用することはできません。FITCは比較的暗いため、可能な限り、高度に発現するマーカー用に確保しておくのをお勧めします。

 

フィルター:530/30 
相対輝度:中程度*

蛍光色素

BD Pharmingen™ Alexa Fluor™ 488

BD Pharmingen™ Alexa Fluor 488(Ex Max 494 nm/Em Max 517 nm)複合体は、光安定性が高く、広いpH範囲で蛍光性を維持します。励起最大波長と蛍光最大波長はFITCとほぼ同じです。ただし、Alexa Fluor 488のほうが明るくなる傾向があり、細胞内で使用するのにより適しています。FITCとAlexa Fluor 488は、励起・蛍光特性はほぼ同じですが蛍光の漏れ込み特性が異なるため、同時に使用することはできません。Alexa Fluor 488は優れた光安定性を示すため、蛍光顕微鏡法に非常に適しています。

 

フィルター:530/30 
相対輝度:中程度*

蛍光色素

BD Horizon™ BB515

BD Horizon Brilliant™ Blue 515(BB515)(Ex Max 490 nm/Em Max 515 nm)は、BD Biosciencesが独占開発した、FITCに代わるより明るい色素です。この色素はFITCよりも最大7倍明るく、PEチャネルへの蛍光の漏れ込みもFITCより少なくなっています。BB515、FITCとAlexa Fluor 488は、励起・蛍光特性が類似しているため、同時に使用することはできません。

 

フィルター:530/30 
相対輝度:非常に明るい*  
サンプルデータ:

 

apps1

Hu CD3またはCD19 FITC(赤色)、BB515(青色)、Alexa Fluor 488(緑色)のいずれかで染色した溶解全血

apps1

Hu CD4 APC、CD127 PE、CD3 PerCP-Cy5.5、CD25 FITCまたはCD25 BB515で染色した全血

蛍光色素

BD Horizon™ BB630-P2

BD Horizon Brilliant Blue 630-P2(BB630-P2)(Ex Max 476 nm/Em Max 614 nm)は、BD Horizon Brilliant™ Blue色素シリーズの1つです。このタンデム蛍光色素は、励起最大波長(Ex Max)476 nmのシリゲン社のポリマー供与体と、蛍光最大波長(Em Max)614 nmのアクセプター色素で構成されています。BDのイノベーションから生まれたBD Horizon BB630-P2は、青色レーザー(488 nm)により励起され、中心が615 nm付近の光学フィルター(例:616/23 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。供与体色素が紫色レーザー(405 nm)により部分的に励起され、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。

 

フィルター:616/23 
相対輝度:非常に明るい*

蛍光色素

BD Horizon™ BB660-P2

BD Horizon Brilliant Blue 660-P2(BB660-P2)(Ex Max 476 nm/Em Max 660 nm)は、BD Horizon Brilliant™ Blue色素シリーズの1つです。このタンデム蛍光色素は、励起最大波長(Ex Max)476 nmのシリゲン社のポリマー供与体と、蛍光最大波長(Em Max)660 nmのアクセプター色素で構成されています。BDのイノベーションから生まれたBD Horizon BB630-P2は、青色レーザー(488 nm)により励起され、中心が660 nm付近の光学フィルター(例:660/20 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。供与体色素が紫色レーザー(405 nm)により部分的に励起され、アクセプター色素が赤色レーザー(627~640 nm)により励起されて、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。

 

フィルター:660/20 
相対輝度:非常に明るい*

蛍光色素

BD Horizon™ BB700

BD Horizon Brilliant™ Blue 700(BB700)(Ex Max 476 nm/Em Max 695 nm)は、BD Biosciencesが独占開発した、PerCP-Cy5.5に代わるより明るい色素で、暗い集団を分解するのにより適しています。この色素はPerCP-Cy5.5と比べて405 nmレーザーのクロスレーザー励起も少なく、そのため紫色チャネルへの蛍光の漏れ込みもより少なくなります。BD Horizon BB700とPerCP-Cy5.5は、励起・蛍光特性が類似しているため、同時に使用することはできません。

 

フィルター:695/40 
相対輝度:非常に明るい* 
サンプルデータ:

 
performance1

BD Horizon Brilliant™ Blue 700によるヒトCD4の比較

蛍光色素

BD Pharmingen™ PerCP

BD Pharmingen™ PerCP()(Ex Max 481 nm/Em Max 675 nm)は、渦鞭毛藻類であるGlenodiniumに存在する光合成器官の構成要素の1つです。PerCPは分子量約35 kDaのタンパク質複合体です。PerCP複合体は光退色特性を持つため、高出力レーザー(25 mW超)のフローサイトメーターでの使用は推奨されません。PerCPは、青色レーザー(488 nm)により励起され、中心が680 nm付近の光学フィルター(例:695/40 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。供与体色素が紫色レーザー(405 nm)により部分的に励起され、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。

 

フィルター:695/40 

相対輝度:暗い*

製品情報シート:

 

蛍光色素

BD Pharmingen™ PerCP-Cy5.5

BD Pharmingen™ PerCP-Cy5.5(PerCP-Cy5.5)(Ex Max 482 nm/Em Max 676 nm)は、PerCPとシアニン色素を組み合わせたタンデム複合体です。PerCP-Cy5.5は、PerCPのように光退色の影響を受けにくく、stream-in-air方式のフローサイトメーターと使用することができます。Fc受容体を介する非特異的な染色はPE-Cy5ほど生じません。PerCP-Cy5は、青色レーザー(488 nm)により励起され、中心が680 nm付近の光学フィルター(例:695/40 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。供与体色素が紫色レーザー(405 nm)により部分的に励起され、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。また、PerCP-Cy5.5タンデム複合体は、APC-Cy7やPE-Cy7ほど固定液や低い光安定性に感受性を示すことがありません。

 

フィルター:695/40 

相対輝度:中程度*

 

 

 

蛍光色素

BD Horizon™ BB755-P

BD Horizon Brilliant Blue 755-P(BB755-P)(Ex Max 478 nm/Em Max 755 nm)は、BD Horizon Brilliant™ Blue色素シリーズの1つです。このタンデム蛍光色素は、励起最大波長(Ex Max)478 nmのシリゲン社のポリマー供与体と、蛍光最大波長(Em Max)755 nmのアクセプター色素で構成されています。BDのイノベーションから生まれたBD Horizon BB755-Pは、青色レーザー(488 nm)により励起され、中心が755 nm付近の光学フィルター(例:750/50バンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。供与体色素が紫色レーザー(405 nm)により部分的に励起され、アクセプター色素が赤色レーザー(627~640 nm)により励起されて、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。 

 

フィルター:750/50
相対輝度:明るい*

蛍光色素

BD Horizon™ BB790-P

BD Horizon BrilliantBlue 790-P(BB790-P)(Ex Max 484 nm/Em Max 790 nm)は、BD Horizon Brilliant™ Blue色素シリーズの1つです。このタンデム蛍光色素は、励起最大波長(Ex Max)484 nmのシリゲン社のポリマー供与体と、蛍光最大波長(Em Max)790 nmのアクセプター色素で構成されています。BDのイノベーションから生まれたBD Horizon BB790-Pは、青色レーザー(488 nm)により励起され、中心が790 nm付近の光学フィルター(例:800/60バンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。供与体色素が紫色レーザー(405 nm)により部分的に励起され、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。

 

フィルター:800/60
相対輝度:非常に明るい*

*各色素の相対分解能は、さまざまな特異度と機器で測定した染色指数の平均値に基づいて特定しました。相対分解能および染色指数絶対値は、機器のプラットフォームや構造(レーザー、レーザー出力、フィルターなど)によって異なる場合があります。

Yellow Green Laser
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Yellow Green Laser

 

FLUOROCHROMES

BD Horizon RealYellow™ 586 Reagents

BD Horizon RealYellow™ 586

561-nm

565-nm ExMax

586-nm EmMax

4 Relative Resolution

Small molecule organic dye - Dye type
 

The BD Horizon RealYellow™ 586 (RY586) Dye is part of the BD family of yellow-green dyes. It is a small organic fluorochrome with an excitation maximum (Ex Max) at 565-nm and an emission maximum (Em Max) at 586-nm. Driven by BD innovation, RY586 can be used on both spectral and conventional cytometers and is designed to be excited by the Yellow-Green laser (561-nm) with minimal excitation by the 488-nm Blue laser. For conventional instruments equipped with a Yellow-Green laser (561-nm), RY586 can be used as an alternative to PE and we recommend using an optical filter centered near 586-nm (eg, a 586/15-nm bandpass filter). For spectral instruments equipped with a Yellow-Green laser (561-nm), it can be used in conjunction with PE. Compared to PE, RY586 is similar in brightness, minimal spillover into Blue detectors, and increased spillover into the 610/20-nm (PE-CF594) detector. Please ensure that your instrument configuration (lasers and optical filters) is appropriate for this dye.

 

蛍光色素

BD Horizon™ BYG584

BD Horizon BrilliantYellow-Green 584(BYG584)(Ex Max  563 nm/Em Max 583 nm)は、BD Horizon Brilliant™ Yellow-Green色素シリーズの1つです。この色素は、励起最大波長(Ex Max)563 nm、蛍光最大波長(Em Max)583 nmのポリマー蛍光色素です。BDのイノベーションから生まれたBD Horizon BYG584は、黄緑色レーザー(561 nm)により励起され、中心が585 nm付近の光学フィルター(例:585/29バンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。

 

フィルター:585/29
相対輝度:非常に明るい*

 

蛍光色素

BD Pharmingen™ PE

BD Pharmingen™ PE(Ex Max  496 nmおよび566 nm /Em Max 576 nm)のR-フィコエリトリン(PE)は、紅藻類に存在する付属光合成色素です。in vitroでは、分子当たり23個のフィコエリスロビリン発色団を持つ240 kDaのタンパク質として存在します。  PEは、青色レーザー(488 nm)、緑色レーザー(532 nm)、黄緑色(561 nm)レーザーにより励起され、中心が575 nm付近の光学フィルター(例:575/26 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。PEは複数のレーザーにより励起されるため、青色レーザー、緑色レーザー、黄緑色レーザーといったさまざまなレーザーを組み合わせた機器ではクロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じる可能性があります。

 

フィルター:575/26 
相対輝度:非常に明るい*

蛍光色素

BD Horizon™ PE-CF594

BD Horizon PE-CF594(PE-CF594)(Ex Max 496 nm and 566 nm/Em Max 615 nm)は、PEとCF594を組み合わせたタンデム複合体です。BDのイノベーションから生まれたPE-CF594は、青色レーザー(488 nm)、緑色レーザー(532 nm)、黄緑色レーザー(561 nm)により励起され、中心が615 nm付近の光学フィルター(例:610/20 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。供与体色素が青色レーザー(488 nm)、緑色レーザー(532 nm)、黄緑色(561 nm)レーザーにより励起され、アクセプター色素が緑色レーザー(532 nm)により励起されて、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じる可能性があります。PE-CF594はPE-Texas Redに代わるより明るい色素で、スペクトル特性が改良されています。PE-CF594試薬は、ロット間の漏れ込み値が非常に一貫しているため、PE-Texas Red検出器(610/20 nm)に最適です。

 

フィルター:610/20 
相対輝度:非常に明るい*

サンプルデータ:

 

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BD Horizon PE-CF594のECDとPE-Alexa Fluor 610の染色比較

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さまざまなプロトコルを用いたBD Horizon PE-CF594染色の例

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10色TBMNKパネルのサンプルデータ

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9色メモリー/エフェクターT細胞パネルのサンプルデータ

蛍光色素

BD Pharmingen™ PE-Cy5

BD Pharmingen™ PE-Cy5(PE-Cy5)(Ex Max 496 nmおよび566 nm/Em Max 670 nm)は、フィコエリトリンとシアニン色素を組み合わせたタンデム複合体です。PEは、青色レーザー(488 nm)、緑色レーザー(532 nm)、黄緑色(561 nm)レーザーにより励起され、中心が670 nm付近の光学フィルター(例:670/20 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。供与体色素が青色レーザー(488 nm)、緑色レーザー(532 nm)、黄緑色(561 nm)レーザーにより励起され、アクセプター色素が赤色レーザー(627-640 nm)により励起されて、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。PE-Cy5は、吸収域が広く、発光スペクトルがAPCと同等であるため、APCとの同時使用は推奨されません。Cy5分子は単球集団に最も顕著なFc受容体に非特異的に結合することが明らかにされています。PE-Cy5は光退色の影響を受けやすいため、蛍光顕微鏡法には推奨されません。

 

フィルター:670/20
相対輝度:非常に明るい*

蛍光色素

BD Pharmingen™ PE-Cy7

BD Pharmingen™ PE-Cy7(PE-Cy7)(Ex Max 496 nmおよび566 nm/Em Max 781 nm)は、PEとシアニン色素を組み合わせたタンデム蛍光色素です。PEは、青色レーザー(488 nm)、緑色レーザー(532 nm)、黄緑色レーザー(561 nm)により励起され、中心が781 nm付近の光学フィルター(例:760/60 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。供与体色素が青色レーザー(488 nm)、緑色レーザー(532 nm)、黄緑色(561 nm)レーザーにより励起され、アクセプター色素が赤色レーザー(627-640 nm)により励起されて、クロスレーザー励起や蛍光の漏れ込みが生じることがあります。PE-Cy7複合体試薬はPE複合体と同等の輝度を示します。PE-Cy7は光誘起分解に特に感受性を示するため、蛍光の消失や蛍光漏れ込みの変化が生じます。光曝露や長時間に及ぶパラホルムアルデヒド固定液への曝露を避けるために細心の注意を払わなければなりません。パラホルムアルデヒドで固定した細胞は、固定後4時間以内に解析する、またはパラホルムアルデヒド非含有緩衝液に一晩保存する必要があります。

 

フィルター:760/60 
相対輝度:非常に明るい*

*各色素の相対分解能は、さまざまな特異度と機器で測定した染色指数の平均値に基づいて特定しました。相対分解能および染色指数絶対値は、機器のプラットフォームや構造(レーザー、レーザー出力、フィルターなど)によって異なる場合があります。

Red Laser
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Red Laser

 

蛍光色素

BD Pharmingen™ APC

アロフィコシアニン(APC)(Ex Max 651 nm/Em Max 660 nm)は、藍藻類に存在する付属光合成色素です。分子量は約105 kDaです。APCは、分子当たり6個のフィコエリスロビリン発色団を持つ非常に明るい蛍光色素であり、フローサイトメトリーで使用するのに最適です。APCは、赤色レーザー(627~640 nm)により励起され、中心が660 nm付近の光学フィルター(例:660/20 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。APCとAlexa Fluor™ 647は、励起・蛍光特性はほぼ同じですが蛍光の漏れ込み特性が異なるため、同時に使用することはできません。

 

フィルター:660/20 
相対輝度:明るい*

蛍光色素

BD Pharmingen™ Alexa Fluor™ 647

BD Pharmingen™ Alexa Fluor™ 647(Ex Max 653 nm/Em Max 669 nm)複合体は、光安定性が高く、広いpH範囲で蛍光性を維持します。Alexa Fluor™ 647は、赤色レーザー(627~640 nm)により励起され、中心が520 nm付近の光学フィルター(例:660/20 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。励起最大波長と蛍光最大波長はAPCとほぼ同じです。しかし、APCはより明るく発光する傾向があるのに対し、Alexa Fluor™ 647は細胞内で使用するのにより適しています。この蛍光色素は優れた光安定性を示すため、蛍光顕微鏡法で使用するのに最適です。APCとAlexa Fluor™ 647は、励起・蛍光特性はほぼ同じですが蛍光の漏れ込み特性が異なるため、同時に使用することはできません。

 

フィルター:660/20 
相対輝度:明るい*

蛍光色素

BD Horizon™ APC-R700

BD Horizon™ APC-R700(APC-R700)(Ex Max 651 nm/Em Max 706 nm)は、APCと、独自の有機色素であるR700を組み合わせたタンデム蛍光色素です。励起最大波長(Ex Max)は651 nm、蛍光最大波長(Em Max)は706 nmです。この色素は、BD Biosciencesが独占開発した、Alexa Fluor™ 700に代わるより明るい色素です。APC-R700は、赤色レーザー(627~640 nm)により励起され、中心が710 nm付近の光学フィルター(例:720/40 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。

 

フィルター:720/40 
相対輝度:明るい* 
サンプルデータ:

 
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APC-R700で染色した細胞は、PEで染色した細胞と同様に、陽性集団と陰性集団との間で大きな広がりを示します。

蛍光色素

BD Pharmingen™ Alexa Fluor™ 700

BD Pharmingen™ Alexa Fluor™ 700(Ex Max 697 nm/Em Max 719 nm)は、赤色レーザー(627~640 nm)により励起され、中心が720 nm付近の光学フィルター(例:720/40 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。そのため、APCとAlexa Fluor™ 647試薬、あるいはAPC-H7とAPC-Cy7試薬を併用したマルチカラー解析が可能となります。

 

フィルター:720/40 
相対輝度:暗い*

蛍光色素

BD Horizon™ R718

BD Horizon™ Red 718(R718)(Ex Max 695 nm/Em Max 718 nm)は、BD Horizon™ Red色素シリーズの1つです。これは励起最大波長(Ex Max)695 nm、蛍光最大波長(Em Max)718 nmの小分子の有機蛍光色素です。BDのイノベーションから生まれたR718は、赤色レーザー(627~640 nm)により励起され、中心が720 nm付近の光学フィルター(例:720/40 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。

 

フィルター:720/40 
相対輝度:明るい*

サンプルデータ:

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Red 718は、陰性集団においてAPC-R700と比べてバックグラウンドが減少し、Alexa Fluor™ 700と比べて陽性集団の分解能が高まります。

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APC検出器でAPC-R700と比較したところ、Red 718からは比較的少ない広がりが測定されました。

 

蛍光色素

BD Pharmingen™ APC-Cy7

BD Pharmingen™ APC-Cy7(APC-Cy7)(Ex Max 651 nm/Em Max 782 nm)は、APCとシアニン色素(Cy7)組み合わせたタンデム蛍光色素です。APC-Cy7は、赤色レーザー(627~640 nm)により励起され、中心が780 nm付近の光学フィルター(例:760/60 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。蛍光色素の長時間に及ぶ光曝露を避けるため、APC-Cy7複合体や、APC-Cy7複合体で染色した細胞には、特別な注意を払わなければなりません。一部のAPC-Cy7複合体は、パラホルムアルデヒドに長時間曝露すると、発光スペクトルが変化します。パラホルムアルデヒドで固定した細胞は、固定後4時間以内に解析する、またはパラホルムアルデヒド非含有緩衝液に一晩保存する必要があります。

 

フィルター:760/60
相対輝度:暗い*

蛍光色素

BD Pharmingen™ APC-H7

BD Pharmingen™ APC-H7(ACP-H7)(Ex Max 659 nm/Em Max 782 nm)は、Cy7の類似体を用いた、APC-Cy7と同様のスペクトル特性を持つAPC-シアニンタンデム蛍光色素です。APC-H7は、赤色レーザー(627~640 nm)により励起され、中心が780 nm付近の光学フィルター(例:760/60 nmバンドパスフィルター)を用いて検出されるように設計されています。APC-H7複合体は、APC-Cy7複合体よりも、光やパラホルムアルデヒド固定液中で高い安定性を示し、APCチャネルへの蛍光の漏れ込みが少ないです。APC-H7複合体は一般的に、同等のAPC-Cy7複合体の75%の輝度を示します。APC-Cy7とAPC-H7は、励起・蛍光特性はほぼ同じですが蛍光の漏れ込み特性が異なるため、同時に使用することはできません。

 

フィルター:760/60 
相対輝度:暗い* 
サンプルデータ:

 

 
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*各色素の相対分解能は、さまざまな特異度と機器で測定した染色指数の平均値に基づいて特定しました。相対分解能および染色指数絶対値は、機器のプラットフォームや構造(レーザー、レーザー出力、フィルターなど)によって異なる場合があります。

APC-Cy7:米国特許第5,714,386号

本製品は研究用です。診断や治療には使用できません。

 

Pacific Blue、Pacific Orange、Alexa Fluor、Texas Redは、Life Technologies Corporationの商標です。CyはGlobal Life Sciences Solutions Germany GmbH(あるいはCytivaとして事業を行っている提携企業)の商標です。CFはBiotium, Inc.の商標です。