臨床研究

BD バイオサイエンスの製品は、血液細胞関連疾患のための広範囲な免疫学的表現型決定と細胞内染色の試薬、そして細胞周期、増殖、および細胞死の研究のためのツールをサポートしています。

腫瘍学、すなわちがんの研究は、疾患の不均一性や限られたサンプルなどの多くの課題が存在する、ヒト疾患の複雑な領域です。BD バイオサイエンスのツールは、疾病のより深い理解、診断と疾患管理の改善、および新規治療薬の発見と開発の促進を目的として、臨床研究者が遺伝子、タンパクおよび細胞を研究するのを、世界中でサポートしています。BD バイオサイエンスのクリニカル腫瘍学研究のソリューションは、特定の亜集団の分離、およびサイトカイン発現、転写因子、そしてリン酸化状態の決定のための、抗体から細胞マーカーまで多岐に渡っています。


血液細胞関連疾患の研究

白血病は、血液細胞、通常白血球の異常な増殖を特徴とする血液または骨髄のがんです。白血病というのは、疾患のスペクトルを含む広い意味の用語です。またそれは、血液学的腫瘍と称される、さらに幅広い疾患の一部です。BD バイオサイエンスは、これらの細胞異常の生物学的側面を理解しようとする研究者をサポートするため、広範囲な免疫学的表現型決定やフローサイトメトリーアプリケーションのための細胞内染色試薬で、白血病の臨床研究をサポートしています。臨床研究者にとって特に興味を引くのは、白血病細胞のシグナル伝達経路の探索と、血液がんにおける幹細胞の役割です。

急性リンパ球性白血病(ALL)の研究

ALLは、白血球の一種で、骨髄およびリンパ系臓器によってリンパ球が過剰に作られる、血液のがんの一つです。

急性骨髄性白血病(AML)の研究

顆粒球性、骨髄性、骨髄芽球性、または骨髄白血病とも称されるAMLは、通常感染と戦う白血球の一種である顆粒球が骨髄によって過剰に作られる、血液のがんの一つです。その他の重要な細胞を圧倒することに加え、これらの過剰産生された顆粒球は正常に成熟しません。

慢性リンパ球性白血病(CLL)の研究

CLLは、白血球の一種であるリンパ球が骨髄およびリンパ系臓器によって過剰に作られる、血液のがんの一つです。リンパ球は通常、有害要素を攻撃する抗体を作ることによって感染と戦います。しかしCLLにおいては、細胞は未熟で過剰に豊富です。それらはその他の細胞を押しのけ、血液、骨髄、およびリンパ組織に集まる可能性があります。

参考文献

Coustan-Smith E, Ribeiro RC, Stow P, et al. A simplified flow cytometric assay identifies children with acute lymphoblastic leukemia who have a superior clinical outcome. Blood. 2006;108:97-102.

Schroers R, Griesinger F, Trümper L, et al. Combined analysis of ZAP-70 and CD38 expression as a predictor of disease progression in B-cell chronic lymphocytic leukemia. Leukemia. 2005;19:750-758.

Rawstron AC, Villamor N, Ritgen M, et al. International standardized approach for flow cytometric residual disease monitoring in chronic lymphocytic leukaemia. Leukemia. 2007;2:956-964.


細胞周期、増殖、および細胞死の研究

細胞周期、増殖、および細胞死は、発生や組織恒常性に重要な役割を演じます。プログラム細胞死とも称されるアポトーシスは、がん研究において特に重要です。正常なアポトーシス経路を回避する細胞の能力は、悪性細胞にとって生存上有利となります。逆に過剰なアポトーシスは、アルツハイマー病やパーキンソン病等の神経変性疾患に寄与します。BD バイオサイエンスの細胞周期、増殖、および細胞死の研究のためのツールには、BD Pharmingen™ Annexin Vキット、BD Phamingen BrdUキット、およびBD フローサイトメトリーシステムでの使用に最適化されたサイクリンや活性型カスパーゼに対する抗体等があります。