臨床研究

私たちの特許取得済の抗原特異的T細胞反応アッセイを含む、HIV/エイズ等の感染症やワクチン開発に関するお客様の研究をサポートするツール

今日、BD バイオサイエンスの試薬およびフローサイトメトリーシステムは、科学者がヒト免疫機能の複雑さを理解するのをサポートしています。感染病原体に対するヒト免疫系の反応は、感染のメカニズムや宿主反応の可変性を理解する鍵であり、より優れた治療およびワクチン戦略のために、この情報を活用しようと望む臨床研究者にとって重大な関心事です。BD バイオサイエンスは、HIV感染によって引き起こされる悲惨な疾患を含む、感染性疾患を理解するために広範な取り組みをサポートします。


HIV/エイズ研究のための製品

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、免疫系が機能しなくなって日和見感染に至る後天性免疫不全症候群(AIDS)を引き起こしうるレトロウイルスのことです。HIVは主として、ヘルパーT細胞(具体的には、CD4+ T細胞とCD8+ T細胞)、マクロファージ、および樹状細胞に感染します。HIV感染は、以下の3つの主要メカニズムにより、CD4+ T細胞数の減少とCD4/CD8比の逆転を引き起こします:感染細胞の直接的ウイルス性致死、感染細胞におけるアポトーシスの率の増加、および感染細胞を認識するCD8細胞傷害性リンパ球による感染CD4+ T細胞致死です。CD4+ T細胞数が臨界値以下に減少すると、細胞性免疫は失われ、体は徐々に日和見感染にかかりやすくなります。

参考文献

Trautmann L, Janbazaian L, Chomont N, et al. Upregulation of PD-1 expression on HIV-specific CD8+ T cells leads to reversible immune dysfunction. Nature Med. 2006;12:1198-1202.

Riou C, Yassine-Diab B, Van grevenynghe J, et al. Convergence of TCR and cytokine signaling leads to FOXO3a phosphorylation and drives the survival of CD4+ central memory T cells. J Exp Med. 2007;204:79-91.


ワクチン研究

ワクチン接種の目的は、免疫系を特定の標的に対して予備刺激し、抗原と再遭遇した際に、抗体の蓄えおよびメモリー細胞が素早く増えるようにすることです。従ってこの「予備刺激」状態は、感染から宿主を保護します。ワクチンの研究およびクリニカルトライアルをサポートできるBD バイオサイエンスのツールには、マルチカラーフローサイトメトリーまたは従来のELISPOTによる抗原特異的T細胞反応の特許取得済アッセイ等があります。さらに、多彩なBD試薬および細胞内サイトカイン染色プロトコールが、免疫反応の質を特徴づけるのに利用できます。BDカスタムテクノロジーチームを通して利用できるBD Lyoplate™、および標準化プログラムサービス/サポートは、フローサイトメトリー実験におけるデータのばらつきを抑える有効な方法を臨床研究者に提供し、長期的および多施設クリニカルトライアルにおけるデータの質と一貫性を高めます。

参考文献

Stoitzner P, Green LK, Jung JY, et al. Tumor immunotherapy by epicutaneous immunization requires langerhans cells. J Immunol. 2008;180:1991-1998.

Sun Y, Santra S, Schmitz JE, Roederer M, Letvin NL. Magnitude and quality of vaccine-elicited T-cell responses in the control of immunodeficiency virus replication in rhesus monkeys. J Virol. 2008;82:8812-8819.