B細胞研究

4色以上のマルチカラー解析において、機器設定に時間を費やさないために

5種のマーカーからなるパネルを2レーザーで測定する場合、一般的に、蛍光色素同士の漏れ込みがあるため蛍光補正が必要とされます。4,5レーザー搭載機器が利用可能であれば、機器設定を簡素化し、蛍光補正を最小限に抑えることができます。


B細胞パネル5色解析: 最小限の蛍光補正
B細胞パネル5色解析: 最小限の蛍光補正

ヒト末梢血単核細胞(PBMC)は以下の抗体を用いて染色した。: CD19 BUV395, CD27 BV421, IgD FITC, CD38 PE-CF594, IgM APC。 サンプルは5レーザー搭載 BD LSRFortessa™ フローサイトメーターで測定を行った。

5レーザー搭載機器の中には、UVレーザー(355nm)を備えているものがありますが、これは一般的に、サイドポピュレーション解析や、indo-1を用いたカルシウム測定、生細胞染色などに使用します。 BDは、UVレーザー搭載機器を実験へ最大限に活かしていただくために、UVレーザーで励起する革新的色素 BD Horizon™ Brilliant Ultraviolet™ (BUV)シリーズを開発いたしました。BUV395標識抗体をはじめとして、各々のレーザーで励起される色素をパネルに組み込むことで、漏れ込みを最小限、あるいは、なくすことができます。

ここでは、ナイーブ及びメモリーB細胞パネルの5色解析例を示しています。dこのパネル用いると、機器設定は最小限で、補正は実質必要ありませんでした。

迅速、簡単、精度の高い解析のために

ヘテロジニアスな細胞集団の細胞表面や細胞内のマーカーを同時に解析することで、個々で解析するよりも統合された情報を得ることができます。BDは、こういった研究のためのキットやバッファー、プロトコールを提供しています。また、B細胞に関連する蛍光標識抗体を様々なバッファーや条件でテストしているため、研究に従事する時間やコストを削減することができます。

マウス脾臓B細胞におけるPax-5発現解析
マウス脾臓B細胞におけるPax-5発現解析

C57BL/6 マウス脾臓細胞は、以下の抗体で染色した。: CD11b Alexa Fluor® 700, IgM FITC, CD19 BUV395, CD45R/B220 APC, CD93 PE, IgD BV605, CD21 PerCP Cy™5.5, CD23 BV421, CD3 BV711。 細胞表面染色の後、細胞はBD Pharmingen™ transcription factor buffer setで固定・膜透過処理を行った。続いて、BV510 anti Pax-5で細胞内染色を行いBD LSRFortessa™ X-20フローサイトメーターで測定を行った。

マウス脾臓B細胞におけるPax-5解析

ここに示した実験においては、 マウス脾臓のB細胞サブセット解析を9種の細胞表面マーカーで行っていますが、脾臓における様々な発生段階を確認することができます。濾胞B I,II及び辺縁帯に存在する辺縁帯B細胞、前駆細胞は、IgM, IgD, CD21, CD23の発現に基づいて同定し、IgM ,CD23の発現レベルの違いにより、 transitional B細胞サブセット(T1, T2, T3)を同定しました。

Pax-5の発現解析により、濾胞B細胞、辺縁体B細胞などサブセットによってPax-5発現レベルは異なることが示唆されます。



Alexa Fluor® is a registered trademark of Life Technologies Corporation.

Cy™ is a trademark of GE Healthcare. Cy™ dyes are subject to proprietary rights of GE Healthcare and Carnegie Mellon University, and are made and sold under license from GE Healthcare only for research and in vitro diagnostic use. Any other use requires a commercial sublicense from GE Healthcare, 800 Centennial Avenue, Piscataway, NJ 08855-1327, USA.