BD FACSCanto II

高性能の革新的システム

BD FACSCanto™ II フローサイトメーターシステムの特徴は、多くの技術革新にあります。たとえば、フローサイトメーターの心臓部であるレーザー照射部位において、光軸の調整を必要としない固定式フローセルを採用することで、操作が簡便になり、時間を節約することができ、さらに性能を大幅に向上させることが出来ました。測定される細胞・粒子はサンプルチューブを通り、フローセル内に形成されたラミナーフローによって絞り込まれ、一列に並んでレーザーの前を通過します。フローセルのデザインにより、細胞は常にフローセルの中心を通って流れることで、正確なデータを取得することができます。測定速度を上げる場合には、細胞浮遊液量に応じて、コア径が拡大することで柔軟に対応します。


流路系カート

流路系カートには、大型の溶液タンクを搭載しています。そのため、途中で補充することなくサンプルを継続的に測定することができます。シース液はプレナムリザーバーにおいて流路系カートのコンプレッサーの空気圧によってフローセルに送り込まれ、細胞が一列に並べて流すラミナーフローを形成します。プレナムリザーバーでは、常に一定量のシース液が維持され、圧力を制御するためにデザインされた新規のダイナミックフィードバック圧力コントロールシステムを用いてポンプの稼働を抑制しています。その結果、シース液がフローセルに送り込まれている間もリザーバー中の液体量は変動せず、安定した送液を行うことが可能です。また、リザーバーはシース液の供給による小さな気泡を自動的に除去します。


ラミナーフローの形成

ラミナーフローの形成

高速のフロー速度は、一般的に免疫表現型検査などの測定に用いられますが、その理由はデータの分解能は低いものの取得速度が速いためです。低速のフロー速度は、一般的には最適な分解能と感度が決定的に重要なアプリケーションに用いられます。


ラミナーフローの形成

免疫細胞の分類やリンパ球サブセット検査などでは、高速測定モードで迅速に測定することが可能です。高速モードを使用することで短時間で測定・解析を終わらせ、限られた時間で大量の検体を処理することが可能です。また、測定分解能や感度が重要なアプリケーションにおいては低速測定モードを用いることにより、高解像度のデータを取得することが可能です。

ソフトウェア

起動、シャットダウンおよびクリーニングの日常的サイクル等の毎日の日常的手順は、BD FACSCanto™ Clinical ソフトウェアまたはBD FACSDiva™ ソフトウェアを用いた流体統合の結果、自動化されています。BD FACS™ シャットダウンソルーションでは、流体工学ライン中に塩の結晶が生成することを防止し、バクテリア増殖を防止する防腐剤が添加されています。機器のシャットダウン手順中にBD FACS™ シャットダウン溶液は、すべてのサンプル中のシース液およびシース液ライン中のシース液を交換します。


LEDアラート

LEDsは、それぞれの取得パラメータを監視する目的で正面ドアにあります。それぞれのLEDは、シグナルレベルが規定された閾値に達すれば点滅します。