BD FACSAria III

フルイディクス・カート

独立したフルイディクス・カートにより、シース液および洗浄液の供給、サイトメーターの廃液回収が行なわれます。フルイディクス・カートにはコンプレッサーおよびアスピレーターが内蔵されており、5 ~ 75psiの空気圧および吸引圧を供給することにより、さまざまな細胞分取アプリケーションに対応します。空気圧の調整は、BD FACSDiva™ソフトウェアでおこないます。
フルイディクス・カートには、10Lのステンレス製シースタンク1個、5Lのステンレス製エタノール・シャットダウンタンク1個、10Lの廃液コンテナ1個、および5Lの補助洗浄液コンテナ3個が搭載されています。ステンレス製シースタンクはオートクレーブして、無菌洗浄を行えます。通常、カートはサイトメーターの下または左に直接置きます。


サンプル インジェクション チャンバー

サンプルは、サンプルインジェクション・チャンバーでフローサイトメーターに取り込まれます。取り込み時にチャンバーが加圧され、サンプルがキュベット・フローセルに送られます。サンプルインジェクション・チャンバー内でのサンプルの温度制御および撹拌システムは、BD FACSAria III セルソーターでは標準化されています。この機能は、BD FACSDivaソフトウェアで制御します。
サンプルチューブの測定後は、サンプル導入管の内側および外側をフラッシュし、キャリーオーバーを最小限に抑えます。15mL遠心チューブから1.0mLマイクロチューブまで使用可能な、さまざまなチューブホルダーが用意されています。新しく35ミクロンと50ミクロンのサンプルラインフィルタをサンプルチューブの先につけることで、ソーティング時の詰まりを最小限に抑えます。

ソーティングブロックからコレクションチャンバーへ

粒子はノズルから出ると、ソートブロックを通過し、ソートコレクション・チャンバーのコレクション・デバイスへ偏向されます。ソーティング中、ソートブロックに内蔵された高電圧偏向板が、サイドストリームを偏向させます。新しい偏向板の設計では、高効率、高再現性を可能にする位置に偏向板が取り付けられています。
ソートブロックには、アスピレータおよびアスピレータ・ドロワーも内蔵されています。アスピレータ・ドロワーは、ソーティングが開始されるまでソートコレクション・チューブをカバーしています。また、Sweet Spotは、詰まりを感知すると、自動的にソーティングを停止し、ソーティングされた細胞を保護します。

ソートコレクション・チャンバー

新しくユニバーサルチューブマウントが装備され、チューブホルダの挿入が容易になりました。頑丈なデザインで、無菌状態の維持に役立ちます。オプションとしてソートコレクション・チューブとプレート用の温度コントロールがあります。

エアロゾルマネジメント

BD FACSAria III は、エアロゾルマネジメントがさらに強化されています。その特徴として、サンプルインジェクション・チャンバーからソートコレクション・チューブまでの経路が閉鎖式になっています。エアロゾルマネジメントのレベルを上げるために、BD™エアロゾルマネジメントオプション(Aerosol Management Option:AMO)があります。これにより、ソートコレクション・チャンバーに陰圧をかけ、ソーティング中にエアゾル化した粒子を捕捉します。