Skip to main content Skip to navigation

Overview
Down Arrow Up Arrow

Overview

BD OptiBuild™オンデマンド試薬では、色素の組合せが増え続けており、お客様に必要な抗体を容易に見つけることができます。コンペンセーションを最小限に抑えたい場合や、複雑な実験に新しいマーカーを追加したい場合にも、柔軟性の高いBD OptiBuild™試薬を使用すれば、新しい色を検討し、パネル設計を簡略化することができます。

 

従来の大型で高価なカスタム複合体とは異なり、BD OptiBuild™試薬は利便性の高い50 µgバイアルに入っており、カタログに掲載されているどの試薬とも同じ方法で注文できます。製品はオンデマンドにてお客様のためだけに製造され、通常72時間以内に発送されます*。

 

クリックすると、既製製品に変換された BD OptiBuild™ 試薬が表示されます。

 

*米国本土・カナダ・中国・欧州の場合。

 
performance1

OptiBuild Overview

膨大なメニューを誇るBD OptiBuild™試薬がいかにお客様のパネル設計に柔軟性と利便性をもたらすかについてご覧ください。

Sample Data
Down Arrow Up Arrow

Sample Data

BD OptiBuild™試薬をオンデマンドで提供できるのは、何年にも及ぶ検査と分析の成果です。従来の試薬に代わる貴重で強力な試薬を提供できるようになりました。下のサンプルデータから、パネル設計を簡略化する当社の試薬製品ラインの拡張性がおわかりいただけます。

 

パネル設計は高品質のデータを生成するうえで極めて重要です。パネル設計の原則上、抗原密度と蛍光色素の蛍光強度が最適に一致していなければなりませんが、現在設計されているパネルのなかには、標準的なカタログ掲載製品としては提供できない試薬を1個以上必要とするものが約20%存在します。最適な試薬を入手できれば、分解能やデータの質が向上し、最終的には、お客様の研究を通してさらなる科学的解明につながります。  

 

幅広いマルチカラーパネルの選択肢

BD OptiBuild™試薬には幅広い選択肢がありますので、多数の選択肢の中から目的のマーカーに合わせてお選びいただけます。BD OptiBuild™試薬とBD Horizon™試薬は相補的に使用できますので、お客様に必要な色の信頼できる試薬でパネルを最適化することができます。

apps1

各種のフォーマットのBD Horizon Brilliant™試薬とBD OptiBuild™試薬を使用したときのCD21抗体の蛍光強度

apps1

各種のフォーマットのBD Horizon Brilliant™試薬とBD OptiBuild™試薬を使用したときのCD11b抗体の蛍光強度

各種のフォーマットのBD Horizon Brilliant™試薬とBD OptiBuild™試薬を使用したときのKLRG1抗体の蛍光強度

BD Horizon™ BB700:PerCP-Cy5.5に代わるより明るい色素

現在のBD OptiBuild™試薬製品ラインには、BD Horizon Brilliant™ Blue 700が含まれます。BB700はPerCP-Cy5.5に代わるより明るい色素として開発されました。

apps1

ヒトCD166抗体の比較

apps1

ヒトCD23抗体の比較

apps1

マウスCD162抗体の比較

apps1

マウスCD38抗体の比較

パネル設計に関する考慮事項

試薬の選択によって研究に柔軟性が生まれますが、最適なパネルを設計するには、BD Horizon™色素の原則上、抗原密度と蛍光色素の蛍光強度を一致させなければならないという点を念頭に置いておくことが重要です。お客様の用途や研究目標に応じて、目的の細胞集団に対する分解能が他の色素よりも高くなる色素もあります。研究応用チームがパネル設計改良のお手伝いをします。詳細については、メール(ResearchApplications@bd.com)でお問い合わせいただくか、お客様の地域の試薬サポートチーム<国別サポートページのリンク>までご連絡ください。

 

apps1

各種のフォーマットのBD Horizon Brilliant™試薬とBD OptiBuild™試薬を使用したときのCD21発現

BD OptiBuild™試薬は、製造や品質管理試験の方法が、当社の従来の試薬とは異なるものの、BD Horizon Brilliant™色素と同様の高い性能と品質水準を維持しています。

apps1

マウスCD25抗体の直接比較

apps1

マウスCD31抗体との直接比較

apps1

マウスCD184抗体との直接比較

apps1

ヒトCD28の直接比較

apps1

ヒトCD14との直接比較

apps1

ヒトCD33との直接比較

apps1

ヒトCD4 / BD Horizon™ BB700の直接比較

apps1

ヒトCD4 / BD Horizon™ BV480の比較

マルチカラーパネルにおけるBD OptiBuild™試薬の性能

BD OptiBuild™試薬は、蛍光色素と抗体がさまざまに組み合わされている既存のパネルを設計し直したり拡張したりするのに使用することができます。BD OptiBuild™試薬はマルチカラーカクテルにおいて広範囲に試験されており、従来の試薬と比べて再現性のある結果が得られることが確認されています。

apps1

BD OptiBuild™試薬の存在下および非存在下でのヒト8色T細胞パネルの直接比較

apps1

BD OptiBuild™試薬を併用して設計された最適化マルチカラーパネル

Human 12-color NK cell inhibitory receptor panel designed with BD OptiBuild™ Reagents

 

Violet Blue Red

 

 

Fluorochrome

 

 

Primary Laser Line (nm)

 

 

Marker

 

 

Clone

 

 

Volume/Test

BD Horizon™ BV421450CD158fUP-R15 µL
BD OptiBuild™ BV480450CD85jGHI/755 µL
BD OptiBuild™ BV605450CD158bCH-L2.5 µL
BD OptiBuild™ BV711450CD94HP-3D90.15 µL
BD OptiBuild™ BV786450NKG2a1314111.25 µL
BD Pharmingen™ FITC488CD57NK120 µL
BD Pharmingen™ PE488CD158e1 (NKB1)DX920 µL
BD Horizon™ BB700488CD27M-T2715 µL
BD Pharmingen™ PE-Cy7488CD56B1595 µL
BD Pharmingen™ APC640CD158aHP-3E45 µL
BD Pharmingen™ Alexa Fluor™ 700640CD163G85 µL
BD Pharmingen™ APC-H7640CD3SK75 µL

BD OptiBuild™試薬を併用して設計されたヒト12色NK細胞抑制性受容体パネル

 

Violet Blue Red
FluorochromePrimary Laser Line (nm)MarkerCloneVolume/Test
BD Horizon™ BV421450CD158fUP-R15 µL
BD OptiBuild™ BV480450CD85jGHI/755 µL
BD OptiBuild™ BV605450CD158bCH-L2.5 µL
BD OptiBuild™ BV711450CD94HP-3D90.15 µL
BD OptiBuild™ BV786450NKG2a1314111.25 µL
BD Pharmingen™ FITC488CD57NK120 µL
BD Pharmingen™ PE488CD158e1 (NKB1)DX920 µL
BD Horizon™ BB700488CD27M-T2715 µL
BD Pharmingen™ PE-Cy7488CD56B1595 µL
BD Pharmingen™ APC640CD158aHP-3E45 µL
BD Pharmingen™ Alexa Fluor™ 700640CD163G85 µL
BD Pharmingen™ APC-H7640CD3SK75 µL

NK細胞抑制性受容体パネルを用いたヒトNK細胞の特性評価

 

健康ヒトドナー由来PBMCの代表的な解析まず、光散乱特性に基づいてリンパ球を同定しました(データの表示なし)。CD3陰性非T細胞をゲーティングしたうえで、2大NKサブセットであるCD56明CD16陰性細胞(薄い緑色、上のヒストグラム)とCD56暗CD16陽性細胞(濃い緑色、下のヒストグラム)を同定しました。これらの2つのNK細胞サブセットについて、分化マーカーと抑制性受容体の発現を解析したところ、予想どおりの発現パターンが認められました。サンプルの取得には、3レーザーの12色BD FACSLyric™フローサイトメーターを用いました。データ解析にはFlowJo™ v10 ソフトウェアを使用しました。

ロット間の一貫性

BD OptiBuild™試薬はオンデマンドで製造されるため、試薬バイアル1本1本が新しいバッチに相当します。研究結果の信頼性にとって最も重要なのは一貫した性能です。そのため、製造工程においてもロット間の一貫性について広範囲に試験されています。

apps1

6ロットのMs CD8a BV421のヒストグラムが3通りの濃度で一致

上のデータは、同一バッチの色素と抗体を使用した際に複数の結合イベントが生じたことを示しており、このことから高い再現性が実証されました。また、異なるバッチの色素と抗体を用いて、ばらつきの原因となり得る他の要因の影響についても検討しました。これらの試薬は絶えず、最小限のロット間のばらつきで性能を発揮しますので、多施設共同試験や縦断的研究の結果にも自信を持っていただけます。

apps1

3つのマウスCD8a BV786のヒストグラムが一致

apps1

3つのヒトCD4 BV421のヒストグラムが一致

apps1

3つのマウスCD28 BV650のヒストグラムが一致

apps1

3つのヒトCD4 BB700のヒストグラムが一致

apps1

3つのヒトCD4 BUV395のヒストグラムが一致

apps1

3つのマウスCD8a BV480のヒストグラムが一致

apps1

3つのマウスCD28 BV510のヒストグラムが一致

apps1

3つのヒトCD19 BV605のヒストグラムが一致

apps1

3つのマウスCD28 BV650のヒストグラムが一致

apps1

3つのヒトCD4 BV711のヒストグラムが一致

apps1

3つのマウスCD8a BV786のヒストグラムが一致

抗原密度と相対的な蛍光色素の蛍光強度の原則を利用したBD OptiBuild™試薬は、お客様が行っておられる研究にすぐに組み込められるよう慎重に選定されています。製造工程は、1個1個の結合によって活性のある特異的な試薬を作り出せるよう、厳格に検証されています。しかしながら、どのようなカスタム製品でも、何らかの生物学的理由によって特定の配列が最適な性能を発揮しない可能性がごくわずかながら存在します。BD OptiBuild™の性能に関する問題がありましたら、当社の研究応用チームにご連絡ください。

 

BD OptiBuild™試薬のクローンとフォーマットの組合せに関するデータは、あくまでも比較目的で示したものであり、販売目的には使用できません。BD Horizon™試薬カタログとBD OptiBuild™試薬カタログに重複はありません。

FAQs
Down Arrow Up Arrow

よくある質問 

Resources
Down Arrow Up Arrow

Related Products

We know that reagent accessibility is important to helping you reach your scientific goals. BD OptiBuild™ Reagents expand your panel design possibilities by using existing antibodies and dyes in combinations not readily available through the standard BD Bioscience reagent portfolio. Our vast menu gives you flexibility in panel design and helps you avoid a timely redesign.

 

Learn more about our fluorochromes and fluorochrome-conjugated antibodies below.

 

関連製品

当社は、お客様の科学的目標の達成をお手伝いするうえで、さまざまな試薬をお届けすることが重要であることを認識しています。BD OptiBuild™ 試薬は、標準的なBD Bioscience試薬製品ラインでは容易には入手できない既存の抗体と色素を組み合わせることで、お客様のパネル設計の可能性を拡げます。当社が提供する膨大なメニューが、パネル設計に柔軟性をもたらし、その都度設計し直すという手間を省きます。

 

以下で、当社の蛍光色素および蛍光色素結合抗体の詳細を確認できます。

 

Cy is a trademark of Global Life Sciences Solutions Germany GmbH or an affiliate doing business as Cytiva. CF is a trademark of Biotium, Inc.

For Research Use Only. Not for use in diagnostic or therapeutic procedures.